供花 ご葬儀の胡蝶蘭の選び方とマナーについて

供花としての葬儀、法事の胡蝶蘭の贈り方とマナー

お供えのお花として定番の胡蝶蘭の贈り方とマナーについて今回はご紹介します。

 

突然の訃報の時や一周忌から三十三回忌までの法事に贈る際にお役立ていただければと思います。基本は仏事を基本に書いていますが、キリスト教の方などにもご意見をお聞きして記事を書きました参考にされてください。

 

 

法事(法要)とはなにか?

 

法要はなくなった方の冥福を祈り、お経を上げてもらったりする場のことです。法事はそれにくわえ会食することなどを指すわけですが、今回は○回忌などといいますよね。

 

ご葬儀のときの他に法事は何回あるものなのでしょうか?
それは、初七日からですと十一回です。

 

具体的には、

 

最初の年に、初七日、三十五日、四十九日、百か日
そこから、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七周忌、三十三回忌となります。

 

なんで、3とか7がついた年なんだろうと思ったので、お坊さんに聞いてみました。

 

お坊さんいわく
3と7が仏教で大事な意味合いを持つ数字だからだそうで、2が勝ち負けや正負などの両極を表し、それを超えた数字の「3」と、六道という人間の迷いを表す6を超えた「7」に重きを置いてのこと
だそうです。

 

※ただ日本の場合はキリスト教の場合でも同様な周期で追悼を行うことが有ります。こちらもキリスト教の牧師さんに聞いてみました!

 

 

さて法事(法要)の由来などがわかったところで、贈るタイミングによって胡蝶蘭の花色なども変わってきますのでそちらを見ていきましょう!

 

 

この色を選べば大丈夫!葬儀、法事における胡蝶蘭の選び方

 

さて、今回の本旨、葬儀法事のときの胡蝶蘭の選び方に入っていきます。

 

まず大原則から、

胡蝶蘭の花色は白を選んでおけば間違いない、ラッピングは紫

ただ、立札や添えるカードについては、宗教によって違いが有ります。

 

仏教は立札の人が多め、キリスト教は立札は基本しない、カードが主体。
これを基本として、説明していきます。

 

供花の色が白のわけ、色付きはダメ?

 

供花の胡蝶蘭

昔から花屋用語で白あがりという言葉があって、四十九日までは白一色でというしきたりのようなものがあります。起源はわかりませんが、古くからの習わしのようです。また、トゲがない花というのも供花の条件となっていて、菊、白百合、胡蝶蘭が定番のお花となっているというわけです。

 

四十九日までは特に「弔う花」としての意味合いが強いため白一択ですが、四十九日以降は、「偲ぶ花」の意味合いが強くなるため、色がつく胡蝶蘭をお供えしても問題ありません。生前にお好きだった色をお供えして偲ぶ思いを天国に届けましょう。

 

 

供花のラッピングの色は?

 

基本は紫で、その他グリーンや紺を使うことが有ります。
シックな色でお悔やみの気持ちを表すのが通常です。

 

リボンは同系色や銀、白が一般的です。
供花のラッピングの例

 

 

供花の立札やカードの書き方の例

 

 御供もしくは供  + 会社名もしくは個人名 が決まった書き方となります。

 

供花の胡蝶蘭 供花の胡蝶蘭

 

立札ではなくカードにしたい場合は、上記の御供+名前、もしくは、一言感謝やお悔やみの言葉を書くとよいかと思います。

 

供花メッセージカード文例
・供 ○○ ○○ ○○ ※連名の場合
・○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
・謹んでお悔やみ申し上げます。心ばかりのお花を送らせていただきました。ご霊前にお供え下さい。
・ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。
・○○先生には様々な学びと、大切な仲間との沢山の思い出を頂きました。私達の一生の宝物です。本当にありがとうございました。
・夏がくると○○様をよく思い出しておりました、安らかにお眠りください。好きだった胡蝶蘭をお供えください。

 

ご参考までに

 

最後に、いちばん大事なのはお悔やみの気持ちや偲ぶ心と、遺族や故人の意向などへの配慮。

 

式場の大きさの問題や、送り先がお家であったりすればそれに合わせた大きさが必要でしょうし、もし生前にこうしてほしいという個人の方の意向があれば、上に書いた既存のマナーはこの限りにありません。
水木しげるさんの葬儀が良い例です。
お葬式の供花の例
当時話題になりましたが、鬼太郎をメインとして、水木さんの生き方に即した祭壇となっています。

 

この方は著名な方で縁遠いとお考えかもしれませんが、あなたのお近くの一人ひとりもオリジナルの人生を歩まれた特別な人です。
その人の個性に合わせた葬儀や法事をあなたの供花で表現するのも一つの考え方かもしれません。

 

 

供花としてオススメの胡蝶蘭

 

供花の胡蝶蘭

【胡蝶蘭3本立ち30輪前後】 一番定番のものとなります。

 

供花の胡蝶蘭5本立ち

【胡蝶蘭5本立ち55輪前後】 よりボリュームを増したお花となります。

 

供花の胡蝶蘭パープルエレガンス

【パープルエレガンス】 高貴な紫とともに偲ぶ思いを。※こちらは四十九日以降の法事にオススメします。

 

 

供花としての胡蝶蘭のまとめ

 

四十九日までの法事は胡蝶蘭を贈るなら白がベスト
四十九日以降は、故人が好きだった色も送ってOK
故人と遺族の人の心に配慮した贈り方を心がけましょう。

 

今回は以上です!
法事法要での胡蝶蘭の選び方や、贈り方の参考になってもらえたらうれしいです!

 

豆知識
法事用胡蝶蘭というのはないため、お祝い用のような画像の胡蝶蘭でもラッピングでお供えの選択肢があります!
わからない時は、お店に気軽に電話してみましょう!

 

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